日記【33】
子どもの頃馬が好きで、今でもずっと、車じゃなくてまた馬が交通手段として普及しないかなって考えてた。
朝の運動は優雅に乗馬をしたいし、馬主になりたい。
馬には何回か乗らせてもらったことがあるのだが、1番古い記憶がある。
知り合いのおじちゃんに馬を飼っている人がいた。
あたしは小さかったから、目の前の馬が馬鹿でかいものに見えた。
脇に手を入れられ、ひょいっと父から持ち上げられた。
「乗ってみるか?」
普通だったら大好きな馬に乗らないはずはない。
だけどあたしは恥ずかしかったのかなんなのか、ものすごく拒否した。
子ども心ながら、すごく後悔した。
今思うと馬鹿なことしたなー。
それから農場とか牧場で馬に乗ることは何度かあったけど、
あの時の後悔を拭うことは今だにできていない。
あの馬飼のおじちゃんもその馬ももういない。
もしかしたらずっと心に残る後悔なのかも。