日記【56】引っ越しと新職場
引っ越して、家族を慣れない玄関で見送ったあと、急激に寂しくなった。泣いた。
その夜も、いつも一緒にいる時間に1人でいると虚無感と不安感が押し寄せてきた。やはり泣いた。
次の日は、面白い写真でも眺めて元気を出そうと写真フォルダーを眺めて笑っていたが、ふと両親の仲睦まじい写真が目に入って、これまた泣いた。
半月が過ぎようとしている今は、あまり悲しいと感じなくなった。
これが順応というやつか。
新しい仕事も、こんなの絶対無理と思っていたが、なんだかんだ順調だ。
朝、仕事から家に帰る時、外に積まれたゴミ袋を見て、今日ゴミの日だと知る。
シャワーを浴びて軽くご飯を食べ、お昼前に就寝。夕方頃、学校帰りの小学生たちの声で目が覚める。
テレビでYouTubeをつけながら、歯を磨き、化粧をし、髪をアイロンで整える。
その日食べたいものを作り腹ごしらえ。
着替えの前に掃除をして、まだまだ時間があるので横になりYouTubeをみたり、スマホをいじる。
仕事の時間が近づくにつれ脈が早くなる。
半月経つとはいえまだ緊張しているのだ。
時間だ。家を出る。
真っ暗な道を音楽を聴きながら進む。
仕事が始まる。
その日の量によって絶望したり、暇になったりする。
6時間が経った。休憩だ。←いまここ
あと2時間頑張ろう。