日記【28】
"責任"が嫌いだ。"義務"も。
小学生の頃、学級委員を決める話し合いをしていた。
当時のあたしは、ぼーーっと授業を眺めていてるだけだった。
だから、よもや学級委員を決める話し合いをしているだなんて気が付かなかった。
そのとき先生に、◯◯ちゃん(自分)どうですか?と聞かれた。
ぼーーっとしてるんだから、先生の話なんか聞いているはずもなく、
何を思ったのかあたしは、ただ、はい!っと返事をして、ピンと手を挙げた。
この行為であたしは、学級委員に立候補してしまった。
最終的に4人の候補者が出た。うち2人が学級委員になれる。
決める方法は、メモに2人の名前を書いて投票するものだった。
結果は圧倒的。あたしは自分以外を除くクラス全員の票を獲得してしまった。
このときやっと、あーやっちまった。と思った。
恐らく人生で初めて責任と義務を感じた。
それだけならまだしも、その後も人前に立つようなことをやらされたり、引き受けたりの繰り返し。
おかけであたしの株は上がっていくし、信頼される。
だからその分それなりに振る舞わなくてはならない。
でも高校生になって期待されることに疲れた。
あたしは頭がいい認定されていたから、成績上位で当たり前だろ、なんて言われていたし、
とにかく全てがプレッシャーだった。
頼まれごとを断らないあたしも大概だが。
就活が1番最悪だった。あたしなら大丈夫だろうって思われていたけど、すぐに辞めてしまったから。
正直恥ずかしかった。プライドなんてないと思っていたのに。
だから、責任とか義務とか、そういうのは嫌いなんだ。自分を押しつぶしてしまうから。
大人になっていく上で避けられないんだろう。
でも今は田舎でプチスローライフを送っていて割と幸せだ。
趣味でやっているこのブログだって、YouTubeだって義務はない。
お金にはならないけど、いい趣味を見つけたと思う。
東京で働いている友人と連絡を取ると、うっと思うこともあるが、いつかそんなことも感じないくらいまた自分に自信を持てるようにやっていこう。