朝早く、バイトへ行くための15分の道のり。
空を見て、綺麗だなって思うことがあるけど、
ぶっちゃけちょっときもい。
朝早くお疲れ自分みたいな、
私は主人公ですみたいな、
口には出ししてないけど、少なくともこんな感情がある気がする。
いやまあ当然だ。お疲れ様だし、事実、自分の人生の主人公は自分だ。
だけれども、あたしは主人公はあたしじゃない気がしてならない。
主人公だけど主人公じゃないんだ。
仕事を辞めた劣等感から来ているのかなんなのかはわからないが。
主人公じゃなくていいときもある。
というか、ならないとき。
そんなときはNPCでいいんだ。
だからつまり、主人公のNPCでいたいものだ。